池袋暴走事故遺族の松永拓也さん 「犯罪被害者に特別休暇を」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
事故で死亡した妻真菜さんと長女莉子ちゃんと暮らした部屋でインタビューに答える松永拓也さん=東京都豊島区で2021年8月7日、小川昌宏撮影
事故で死亡した妻真菜さんと長女莉子ちゃんと暮らした部屋でインタビューに答える松永拓也さん=東京都豊島区で2021年8月7日、小川昌宏撮影

 東京・池袋の乗用車暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さん(35)は、事件・事故に遭った本人や家族が心身の被害を回復させるために一定期間、仕事を休むことができる「特別休暇制度」を各企業に義務づけるよう国に求めている。今年2月、所属する「関東交通犯罪遺族の会(あいの会)」のメンバーと共に、厚生労働省に要望書を提出した松永さんは「被害者や家族には事件と向き合う時間が必要だ」と強調する。

 都内の企業に勤める松永さんは2019年4月の事故後、忌引や有給休暇などを合わせて約1カ月間、休みを取った。捜査に協力したり裁判準備を進めたりしたほか、精神的な支援が必要と感じてカウンセリングも受けた。「2人が亡くなった悲しみに苦悩し、命を絶つことも考えた。それでも、この1カ月があったから乗り越えられた」と松永さんは振り返る。

この記事は有料記事です。

残り1388文字(全文1743文字)

あわせて読みたい

注目の特集