「ニュース女子」制作、DHCテレビジョンに賠償命令 東京地裁

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判決後の記者会見で裁判の意義について語る辛淑玉さん=東京都千代田区の衆院第1議員会館で2021年9月1日午後2時10分、近松仁太郎撮影
判決後の記者会見で裁判の意義について語る辛淑玉さん=東京都千代田区の衆院第1議員会館で2021年9月1日午後2時10分、近松仁太郎撮影

 東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)が放送したバラエティー・情報番組「ニュース女子」で名誉を傷つけられたとして、市民団体共同代表の辛淑玉(シンスゴ)さんが制作会社のDHCテレビジョンなどに1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は1日、同社に550万円の支払いとウェブサイトへの謝罪文の掲載を命じた。大嶋洋志裁判長は「原告に真偽を確認するための裏付け取材をしていない。精神的損害は重大」と指摘した。

 判決によると、番組は2017年1月に放送され、沖縄県の米軍ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設反対運動の参加者を「テロリスト」などと表現した。出演者は、市民団体が参加者に日当を払っているという趣旨の発言をした。

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