ドローンが映す御巣鷹の尾根の今 36年の時を越え「事実」伝える

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事故を記録した写真集「4/524」とドローンで撮影した映像を紹介する小平尚典さん=東京都渋谷区で2021年7月31日午後9時1分、庄司哲也撮影
事故を記録した写真集「4/524」とドローンで撮影した映像を紹介する小平尚典さん=東京都渋谷区で2021年7月31日午後9時1分、庄司哲也撮影

 乗客乗員520人が犠牲になった1985年の日航ジャンボ機墜落事故が起きた際、写真週刊誌のカメラマンとして群馬県上野村の事故現場に入った写真家の小平尚典さん(67)が小型無人機「ドローン」を使って近年の現地を上空から撮影し、大学の授業に活用している。「現代のテクノロジーで事故をどう伝えるか」をテーマに、「ドローンジャーナリズム」の可能性を模索する。

 雲の切れ間から、青々とした木々が密集する山が見えてきた。「御巣鷹(おすたか)の尾根」だ。カメラはさらにズームし、犠牲者を慰霊する「昇魂之碑」が建つ場所を映し出す。小平さんは2015年に撮影を始め、今夏も仲間とともにドローンを飛ばした。理由をこう語る。「当時の技術では難しかった位置から撮影すれば、新たな事実も見えてくるのではないか。36年前の私の足取りも、上空から見ることで分かるかもしれない」

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