2000安打「クリは同志」 西武・渡辺GM、2軍から重ねた歴史

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味方の適時打で生還した栗山(手前)を迎え入れる西武監督時代の渡辺GM(右)=札幌ドームで2010年9月26日、木葉健二撮影
味方の適時打で生還した栗山(手前)を迎え入れる西武監督時代の渡辺GM(右)=札幌ドームで2010年9月26日、木葉健二撮影

 西武の2軍監督時代から栗山巧を知る渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)に当時を振り返ってもらった。【聞き手・生野貴紀】

 ――2004年、2軍の指導者で現場復帰。3年目の若手だった栗山の最初の印象は。

 ◆おかわり(中村剛也)はちょろちょろ1軍を行ったり来たり。栗山はほとんどそのシーズンは2軍で、秋ごろに初めて1軍に上がった。いきが良く、へこたれないし、けがもしない。強いなと思った。そのぐらいの一番練習をできる年代、時期にしっかり練習ができた。けがが多いと休んじゃうんですよね。そういう時期にしっかり練習できたというのが大きいなと思う。

 ――若手の頃から気持ちの強い選手だった。

 ◆高校生の時からスーパースターという感じでもないし、たたき上げみたいな感じですよね。身体能力がずば抜けていいわけでもなかったし、努力によって築き上げてきた基礎は、長年トップレベルで野球ができる礎になったという感じがする。

 ――08年に1軍監督に昇格。栗山を2番で起用した。

 ◆前年(07年)が5位。カブレラもべんちゃん(和田一浩)も(移籍で)抜けて、4番と5番がいなくなったので、また新たなチームを作っていかなきゃいけないと。打線を組むにあたってどこから着手しようかなと思って、デーブ(大久保博元打撃コーチ)と順番通り1、2番だなという話になった。

 1、2番を打たせるにあたって、片岡(治大、当時は易之)は足があったし、(07年に)盗塁王も取っていた。片岡が1番で、2番を誰にするかというところで、打てる2番がいいなっていう。とにかく片岡は盗塁できるので、初回に簡単に送る野球も面白くない。クリがすごいと思ったのは2ストライクまで待てるというところ。(片岡が)走るまで。2ストライクと追い込まれてから自分の勝負ができるというのがすごいところ。

 とかく走者に足の速い選手がいると真っすぐが多くなり、次の打者は楽だって言うけれど、とんでもない。クリの場合は…

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