2000本の大記録へ「いざ」、西武・栗山巧が「大嫌い」と語るもの

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通算2000本安打が目前に迫った西武の栗山巧=埼玉・メットライフドームで2021年5月29日、大西岳彦撮影
通算2000本安打が目前に迫った西武の栗山巧=埼玉・メットライフドームで2021年5月29日、大西岳彦撮影

 通算2000安打が目前のプロ野球・西武の栗山巧外野手(38)は安打を積み重ねながら、その一本一本に意味を見いだしてきた。「西武の生え抜きとして初の偉業」をファンが心待ちにする中、20年目の今季もこれまでと同じように目の前の投手に向き合った。そんな栗山が「大嫌い」と語るものがある。そこから彼の打撃の神髄が見えてくる。

 今年6月12日の中日戦(メットライフ)。栗山は一つの節目を迎えた。プロ野球史上52人目の通算2000試合出場。記念のボードを掲げ、拍手を浴びた。ベンチ裏では同期の中村剛也から「まだこっからやぞ」と祝福された。

 栗山も「サポートしてくれた方々に感謝したい」と述べたが、顔をしかめる場面もあった。「2000試合より先に2000本打ちたいなと思っていたけど、それがかなわず悔しい。自分が試合に出るときは一本を何とかするんじゃないかと期待されて出してもらっている。その試合数を安打数が割ってしまうというのは、バットと生きている人間としてはちょっと悔しい」

 2002年にドラフト4巡目で西武入団。初出場の04年9月24日の近鉄(当時)戦で初安打を記録した。07年ごろからレギュラーに定着。08年には最多安打のタイトルを獲得し、日本一に貢献した。若手時代からベテランとなった今に至るまで貫いている打撃論がある。…

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