タカラジェンヌの「その後」を支援 宝塚歌劇団前理事長の次の狙い

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タカラジェンヌの退団後の支援について熱く語る小川友次社長=大阪市北区で2021年8月24日、菱田諭士撮影
タカラジェンヌの退団後の支援について熱く語る小川友次社長=大阪市北区で2021年8月24日、菱田諭士撮影

 きらびやかなタカラジェンヌの「その後」をご存じだろうか。宝塚歌劇団の前理事長、小川友次氏が今春、OGたちを支える新会社の社長に就き、秋には社として初めて主催する公演も予定される。高い倍率を勝ち抜いて音楽学校に合格し、自らを磨き上げ、花を咲かせた「生徒」たちを、退団後にどう羽ばたかせるのか。101周年以降の活況をけん引しながら、新型コロナウイルス禍にも翻弄(ほんろう)され、「天国と地獄」を味わった経営者の次なる狙いを聞いた。

 「大変ですよ、外の世界は。トップになれなくても、尽くしてくれた子たちのネクストステージを導きたいんです」。語る言葉には迷いがない。

 2021年春、6年間務めた宝塚歌劇団の理事長を退任し、「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」(大阪市北区、20年4月設立)の社長に就任した。阪急電鉄の子会社で、事業内容は<高い技能と豊富な舞台経験を有し、かつ情熱を持った宝塚歌劇OGをライフステージに応じて支援>すること。現在所属するOGは音花ゆり(15年に退団)、透水(とうみ)さらさ(同)、純矢ちとせ(19年に退団)ら7人。9月には、会社として初めて主催する公演「アプローズ」を東京と兵庫で開く予定。今春退団した元雪組の人気スター、彩凪翔を主演に招く。

出演だけでなくスタッフ養成も

 なぜ、OGらの次のステージを支援する必要があるのか。…

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