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2021自民党総裁選

岸田文雄首相による新内閣が発足しました。内閣について考察した記事や各国の反応をまとめています。

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菅首相、コロナ対応で迷走 ワクチンと五輪の「賭け」に敗れ転落

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自民党総裁選不出馬について記者団の質問に答え、一礼する菅義偉首相=首相官邸で2021年9月3日午後1時9分、竹内幹撮影
自民党総裁選不出馬について記者団の質問に答え、一礼する菅義偉首相=首相官邸で2021年9月3日午後1時9分、竹内幹撮影

 菅義偉首相(72)は3日、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補しない考えを首相官邸で記者団に表明した。

 「全力でこの危機を乗り越える。皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げます」。政府が緊急事態宣言の延長・拡大を決めた8月25日の記者会見で、菅義偉首相は後に批判を浴びた「明かりははっきりと見え始めている」という楽観論に続けて、国民に感染対策徹底や行動自粛を呼びかけた。頭を下げる首相の姿は、もはや「恒例行事」のようにも映っていた。

 就任以来、宣言の発令と解除を繰り返す一方で、首相が示した「これが最後」という楽観的な見通しは何度も裏切られた。不自由な生活を強いられる国民はいらだちを募らせ、頂点に達しつつあるその不満が、菅政権の継続を不可能にした最大の要因だ。

 菅首相は昨年9月、安倍晋三前首相を引き継いで自民党総裁選で圧勝。毎日新聞の世論調査で内閣支持率は64%を記録していた。首相は就任直後の同16日、コロナ対応を「最優先の課題だ」と明言した上で、感染拡大防止と経済回復を両立させたいと強調した。

 当時は、安倍政権が緊急事態宣言を解除し、夏の感染「第2波」を再発令なく…

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