点字ブロック、塞がないで 東京パラ契機に「身近な障害者に配慮を」

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視覚障害者の女性と歩行者が衝突したJR川口駅のコンコース。障害者福祉団体は駅の利用者に見守りや声かけの協力を呼びかけている=埼玉県川口市で2021年8月30日、成澤隼人撮影
視覚障害者の女性と歩行者が衝突したJR川口駅のコンコース。障害者福祉団体は駅の利用者に見守りや声かけの協力を呼びかけている=埼玉県川口市で2021年8月30日、成澤隼人撮影

 連日熱戦が繰り広げられている東京パラリンピック。大会は、障害者への差別のない「共生社会の実現」を目標としているが、当事者への理解がなかなか進まない現状もある。埼玉県川口市では7月、点字ブロックを歩いていた視覚障害者の高齢女性が歩行者とぶつかり、持っていた白杖(はくじょう)が壊れる出来事があった。歩行者は声をかけることなく立ち去ったといい、障害者福祉団体の関係者は「身近で暮らす障害者にも思いを寄せてほしい」と呼びかける。【成澤隼人】

 川口市に住む女性(70)は2018年、指定難病の「網膜色素変性症」と診断され、徐々に視野が狭まり、視力も低下。めがねをかけると視力は0・7程度まで回復するが、視野は目の前の一部に限られる。視覚障害1級の認定を受け、今は白杖を頼りに外出している。

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