1年、首相退場また突然 「コロナ専念」説明2分

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 政権発足から1年を迎えようとしていた菅義偉首相が3日、総裁選への不出馬を突然表明し、関係者の間には衝撃が走った。首相ゆかりの地からはねぎらいの声が聞かれる一方、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題や置き去りにされた長崎の「被爆体験者」、北朝鮮の拉致問題など多くの課題が残されたままだ。安倍晋三前首相に続きわずか1年で繰り返された突然の首相の辞意表明。新型コロナウイルスの感染は終息しておらず、日本学術会議の任命拒否問題を巡っても説明は尽くされていないと批判の声が上がる。

 「感染拡大を防止するために専念をしたい」。首相は3日午後1時すぎ、首相官邸に詰めかけた報道陣の取材に応じ、不出馬を決めたのは新型コロナの対応が理由であると強調。覚悟を決めたような表情で、国民の命と暮らしを守ることが首相の責務と述べた。だが、説明に割いた時間はわずか2分程度で「また来週にでも記者会見をしたい」と取材を打ち切る。背を向けた首相に説明を求める声が一斉に上がったが、追加質問には応じなかっ…

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