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紀伊半島豪雨10年

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紀伊半島豪雨10年

不明の相棒に近況報告 看護師・玉置大勢さん(22) /奈良

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 十津川村の少年野球チームでバッテリーを組んでいた親友が川に流され行方不明となった玉置大勢さんは22歳となり、今春から看護師として働き始めた。「成人したよ」「(国家試験に)合格したよ」。友にはこの間、折に触れ近況「報告」を重ねてきた。

 豪雨で流された浦上和哉さんと玉置さんは当時、ともに小学6年。和哉さんがピッチャー、玉置さんはキャッチャーだった。玉置さんは高校まで野球を続け、新しい仲間もできていったが「和哉がいたらもっと楽しく面白かったかもしれない」とたびたび思った。

 高校卒業後、村外で1人暮らしを始めた。持病のため寝たきりの弟に語りかける看護師の姿に心を動かされた経験や、母の勧めもあり、看護師になった。幼い和哉さんの写真は、今でも実家の机に置いてある。成人式の後には、野球仲間と2人で和哉さんが住んでいた家の跡を訪ね、軟式の野球ボールを置いた。

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