洋上変電所「ふくしま絆」解体へ 復興シンボル、商用化至らず

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
横須賀港第4区へえい航されてきた「ふくしま絆」=横浜市金沢区から、岩崎信道撮影
横須賀港第4区へえい航されてきた「ふくしま絆」=横浜市金沢区から、岩崎信道撮影

 東京電力福島第1原発事故からの復興のシンボルとして福島沖に設置されていた浮体式洋上風力発電システムのうち、洋上変電所の「ふくしま絆」が、解体のため神奈川県の横須賀港内にえい航されてきた。巨額の国費をかけて実証研究が行われたが、不具合などで商用化に至らないまま撤去された再生可能エネルギー発電装置は東京湾で完全に姿を消す。【岩崎信道】

 同システムは、風を動力源に羽根を回して電気を起こす風車3基を、福島県楢葉町沖約20キロの海上に設置した。設備の基礎を海上に浮かべた浮体式を採用。政府は600億円以上を投じて、商社や大学などによる「福島洋上風力コンソーシアム」に、商用化へ向けた実証研究を委託した。

この記事は有料記事です。

残り509文字(全文808文字)

あわせて読みたい

注目の特集