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車いすバスケ躍進の象徴 新星・鳥海連志、家族思いの「背番号2」

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決勝で米国(手前)に敗れて準優勝となったものの健闘をたたえ合う日本の選手たち=有明アリーナで2021年9月5日、徳野仁子撮影
決勝で米国(手前)に敗れて準優勝となったものの健闘をたたえ合う日本の選手たち=有明アリーナで2021年9月5日、徳野仁子撮影

 5日に閉幕した東京パラリンピックで、車いすバスケットボール男子の日本は過去最高順位だった7位を大きく上回る活躍を見せ、初のメダルとなる銀メダルを獲得した。その中心メンバーが、鳥海連志(22)だ。巧みなボールさばきや車いすの操作は、テレビ中継されるたびに話題となった。パラスポーツの価値観を変えたアスリートは、家族思いな兄の顔も持っている。

 鳥海は長崎市出身。手や足に先天的な障害がある。生まれたときからすねの骨がなく、3歳で両膝下を切断した。それでも初めてつけた義足で歩き始めるようになると、病院でいきなりサッカーをして怒られたこともある。「(義足をつけない自宅では)逆立ちで階段を上がるだけでなく、下半身を浮かせた『空中腕立て伏せ』もしていた。腹筋がもう割れていたんですよ」と母由理江さん(45)。リバウンドを制した後、体勢を崩しながら…

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