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東京パラリンピック閉幕 多様性尊重、日本に根付かせる転換点に

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盛大に行われる閉会式=国立競技場で2021年9月5日午後8時37分、宮間俊樹撮影
盛大に行われる閉会式=国立競技場で2021年9月5日午後8時37分、宮間俊樹撮影

運動部長・藤野智成

 57年ぶりに東京で開かれたオリンピック・パラリンピックが幕を閉じた。多くが無観客となり、新型コロナウイルスの感染拡大と隣り合わせの厳しい大会だったが何とかやり遂げた。改めて重要さを痛感させられたことがある。個性を認め合う「多様性(ダイバーシティー)」の尊重だ。選手たちが競技場で体現した理念を社会に広められれば、大会の遺産となる。

 「違いは強みであって弱みではない」。国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドルー・パーソンズ会長(44)の言葉だ。パラリンピックは過去最多の女子選手が出場し、性的少数者(LGBTQなど)も活躍した。生まれつきの難病、車の事故、紛争地で地雷を踏んでの負傷など障害の経緯も乗り越えてきた歩みも違う選手が競い合った。

 脳機能障害がある自転車女子ロードレースの杉浦佳子選手(50)は初出場で2種目を制し、夏冬通じて日本勢最年長金メダリストになった。「最年少記録は二度と作れないけど、最年長記録はまた作れる」。限界に挑む姿は人々の心を打った。

 招致決定から8年、開催国として世界の視線を浴びながら、突きつけられたのが多様性への認識の甘さだった。…

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