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パラ競技力アップ実証 「世界新」連発 各国強化が結実

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夏季パラリンピック 日本の金メダル獲得数
夏季パラリンピック 日本の金メダル獲得数

 東京パラリンピックが閉幕した。新型コロナウイルスの感染急拡大で原則無観客となったが、小中高生らが学校単位で参加する学校連携観戦の中で、162カ国・地域と難民選手団の選手たちは世界新記録を連発するハイレベルな競技を繰り広げた。13日間の祭典は、私たちに何をもたらしたのか。

 東京パラリンピックで日本は金メダルを13個獲得した。目標の20個には届かなかったものの、歴代4位の好成績を収めた。前回2016年リオデジャネイロ大会は史上初の金メダルゼロに終わっており、自国開催を契機に進められてきた選手強化が一定程度、実を結んだ。だが、成績を伸ばしたのは日本だけではない。今大会に記録した世界新記録は200近くに上り、東京オリンピックの約10倍。パラスポーツの国際的競技水準は年々向上している。

 国内パラ競技団体の幹部は「パラリンピックに『出るだけで素晴らしい』という時代はもうとっくに終わった」と評する。それは、パラスポーツがリハビリの一環の枠を超え、競技スポーツとして認知されてきたことを意味する。国際パラリンピック委員会(IPC)によると、パラリンピックで樹立された世界新記録は04年アテネ大会で304に上り、その後の3大会も200台と高い水準で推移。メダルを獲得した国・地域も前回から三…

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