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「9・11」後の20年

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ついえた民主化 アフガン、タリバン復権 「平和」「自由」描けぬ未来

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クンドゥズ
クンドゥズ

 バイデン米大統領は8月31日、20年に及ぶアフガニスタン戦争の終結を受けて演説し「他国を造り替えるために大規模な軍事作戦を実施する時代は終わった」と、米軍の撤収を正当化した。民主化が道半ばで頓挫した格好のアフガンは、今後どこへ向かうのか。

市民犠牲5万人、米に反発

 2015年10月3日未明、アフガニスタン北部クンドゥズ州。農家のアブドルラフマンさん(48)は、米軍の空爆音で目を覚ました。「弟は大丈夫だろうか」。当時タリバンは猛攻を仕掛け、州都クンドゥズを一時制圧。米軍を後ろ盾とする政府軍と激しい戦闘を繰り広げていた。

 弟のモヒブラさん(当時38歳)は、国際医療NGO「国境なき医師団」(MSF)の看護師として、アブドルラフマンさんの自宅から数キロ離れたMSFの病院に勤務していた。

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