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学校とわたし

著名人が自身の学校生活を振り返ります。喜びや悩み、思い出がいっぱい。

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人の話に耳傾ける大切さ諭され=作家・門井慶喜さん

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門井慶喜(かどい・よしのぶ)さん

 父の政喜(まさき)は自分の名前を1文字あて、私に徳川十五代将軍と同じ名前をつけるほどの歴史好き。小学校時代には同級生から「お前のせいで江戸幕府が終わった」とからかわれ、慶喜の名前が嫌いでした。ただ、振り返ると歴史を身近な学問だと感じられる出発点でもありました。自宅には父がそろえた司馬遼太郎さんの小説や歴史雑誌、教養書がたくさんあり、私も自然と興味を深めました。

 学校で思い出深いのは宇都宮市に住んでいた小5の時。クラスのお楽しみ会で同級生がクイズを出しました。「知識を自慢したい」と私が次々に答えたら、担任の倉田孝明先生に呼び出され、「今のは格好良くなかったな。最初だけ答えて黙っているのがかっこいいぞ」と諭されました。生意気盛りの私にも分かる言葉で伝えてくれて、人の話に耳を傾ける大切さが分かりました。作家になった今も対談の仕事で生かされています。

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