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東京パラリンピック このゆびとまれ 5人制サッカー編/5止 広がる「混ざり合う社会」

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ブラインドサッカーの体験会で、マイクを持って説明する瀬戸脇(左)=本人提供
ブラインドサッカーの体験会で、マイクを持って説明する瀬戸脇(左)=本人提供

 <ともに生きる。ともに輝く。>

 2006年、アクサ生命保険の広報担当、岩田肇(57)は、社会貢献活動の一環として社員が取り組むボランティアの活動場所を探していた。そこで出合ったのが、5人制サッカー(=ブラインドサッカー、以下ブラサカ)だった。

 「混ざり合う社会」。日本視覚障がい者サッカー協会(現日本ブラインドサッカー協会)の理念を報道で知り、共感した。協会に問い合わせると、現在専務理事を務める松崎英吾からこう言われた。「壁になってください」

 「壁」――。埼玉県内の学校のグラウンドであった関東リーグの試合を見に行ってその意味がわかった。サイドライン上に数メートルおきに1人ずつ、並んで立っている。突進してくる選手に向かって「壁! 壁!」と叫ぶ。今でこそ、サイドラインにはフェンスが置かれているのが当たり前だが、当時の日本にはまだそれがなかった。岩田も「壁」になった。「怖いけど、逃げるわけにもいかないですし」と懐かしそうに語る。

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