富山湾、広がる「海の森」 海藻植え、藻場4ヘクタールに 生物繁殖に期待 富山県水産研究所・松村さん /石川

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潜水調査で確認された藻場。海藻の間を泳ぐ魚の姿も見られた=富山県魚津市仏田沖の富山湾で2019年10月、同県水産研究所提供(共同)
潜水調査で確認された藻場。海藻の間を泳ぐ魚の姿も見られた=富山県魚津市仏田沖の富山湾で2019年10月、同県水産研究所提供(共同)

 富山県魚津市仏田沖約200メートルの富山湾に、約4ヘクタールの海藻などが茂る藻場がある。「10年ほど放っておいたらすごく大きくなっていた」。2010年に最初の海藻を植えた富山県農林水産総合技術センター水産研究所(滑川市)の松村航副主幹研究員も驚きを隠せない。藻場は「海の森」とも呼ばれるが、全国で減少しており、富山湾の事例が復活の足掛かりになると期待されている。

 藻場は、多様な生物のすみかや繁殖の場となる上、水質浄化や二酸化炭素(CO2)の吸収といった役割を果たすとされる。だが海水温の上昇や貝などによる食害で藻場が無くなる「磯焼け」が各地で深刻となっている。

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