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南アのワクチン接種、阻む貧困 コロナで拡大する経済格差

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雑貨店を経営するルイス・ヌドルさん。交通費を捻出するのも難しく、ワクチン接種を受けられていない=南アフリカ・ヨハネスブルクで2021年9月1日午前10時54分、平野光芳撮影
雑貨店を経営するルイス・ヌドルさん。交通費を捻出するのも難しく、ワクチン接種を受けられていない=南アフリカ・ヨハネスブルクで2021年9月1日午前10時54分、平野光芳撮影

 新型コロナウイルスのワクチンの一般接種枠に余裕があるのに、会場に人が集まらない。そんな現象が南アフリカで起きている。「反ワクチン」の人が特に多いわけでもないらしい。一体どういうことなのか。

 南ア最大都市ヨハネスブルク郊外のウォーターワークス地区。「ワクチンを打てるなら打ちたい。誰か連れて行ってくれればいいけど」。トタン板で作った粗末な掘っ立て小屋が並ぶスラムで、失業中のベキンコース・マテブラさん(52)が話した。南ア政府は欧米の製薬企業から独自にワクチンを調達。50代の接種は7月から始まり、多くの会場で予約なしで接種を受けられる。

 ではなぜ打てないか。実はマテブラさんは「往復で数百円」のバス代が捻出できないのだ。

 同地区は…

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