東京ドーム918個分の森林崩壊 再生の道は 北海道胆振東部地震

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胆振東部地震による土砂崩れの痕が残る森林。山肌はむき出しのままだ=北海道厚真町東和地区で2021年7月3日午前10時49分、平山公崇撮影
胆振東部地震による土砂崩れの痕が残る森林。山肌はむき出しのままだ=北海道厚真町東和地区で2021年7月3日午前10時49分、平山公崇撮影

 2018年9月の北海道胆振東部地震で発生した未曽有の森林崩壊。明治以降、国内最大規模となったその面積は東京ドーム918個分に及び、植林による復旧は今年3月末時点で0・7%にとどまる。大規模に崩壊した森林の復旧に関し、効果的な知見が確立されていなかったためで、本格的な整備は来年度になる見通し。専門家は「100年単位での再生」を唱えており、長い道のりとなりそうだ。【真貝恒平】

 「あまりの規模に、何から手を付ければいいのか分からなかった」。厚真町産業経済課主幹の宮久史さん(41)は、3年前の光景をこう振り返る。

 道によると、山林の崩壊面積は、22市町村で計約4300ヘクタール(43平方キロ)。このうち厚真町は約3240ヘクタールで最も被害が大きく、むかわ町(約530ヘクタール)、安平町(同)と合わると被災3町で99・8%を占める。

 厚真町などでは、…

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