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古巣への愛着より環境重視? 海外組のJリーグ復帰に新たな潮流

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神戸のチーム練習に臨む大迫勇也=ⒸVISSEL KOBE
神戸のチーム練習に臨む大迫勇也=ⒸVISSEL KOBE

 新型コロナウイルス下で昨年来、停滞していたサッカーの移籍市場にこの夏、新たな潮流を感じさせる動きがあった。東京オリンピック代表ら若き才能が欧州へ挑戦する一方、海外で経験を積んだ実力者が帰ってきたが、かつての古巣に戻る国内復帰とはひと味違う決断があった。

 欧州各国でプレーしてきたFW3人を一挙に獲得したJ1神戸の大型補強に、特徴が表れた。8月、日本代表不動の1トップのFW大迫勇也(31)、元日本代表FW武藤嘉紀(29)、元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(31)の加入を3日連続で発表した。

 「海外組」の国内復帰はこれまで、欧州で出場機会を失うなどした選手がJリーグ時代に所属したクラブへ戻るパターンが多く、古巣が凱旋(がいせん)の意味も込めて「買い戻す」例が見られた。しかし鹿島出身の大迫、FC東京出身の武藤は、ともに在籍経験がない神戸のユニホームに袖を通す選択をした。

 大迫はブレーメン(ドイツ)に所属した昨季、中盤の位置で起用され、移籍の理由に本来のFWとしての出場機会を求めたことを挙げた。8月22日の記者会見で「点を取りたい思いが一番強かった。また、神戸であればタイトルを取れるという強い思いもあり、これからもさらに強化していくと思うので決めた」と語った。昨季、エイバル(スペイン)でプレーした武藤はFC東京に復帰する選択肢も「考えにはあった」というが、「武藤嘉紀をより必要としてくれた神戸に行くことを決断した」と述べた。近年、大型補強を続ける神戸の印象を「環境に投資してもらえる。選手としてこれ以上ない環境が整っている」と話した。

 豊富な資金力を背景にJ1で突出した人件費を割いている神戸は近年、Jリーグの移籍市場で先導役になっている。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)ら海外のスター選手を招き入れているだけでなく、新潟からドイツに渡って活躍した元日本代表DF酒井高徳(30)を2019年に迎えるなど、日本代表クラスの「元海外組」の獲得にも積極的だ。3選手の加入記者会見で神戸の三木谷浩史会長は「Jリーグはこぢんまりしている。積極的な…

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