東京2020+1 パラリンピックのレガシー 障害者の尊厳、向き合う契機=五十嵐朋子(東京社会部)
毎日新聞
2021/9/8 東京朝刊
有料記事
1869文字
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

東京パラリンピックが5日、閉幕した。無観客開催ではあったが、テレビの中継やニュースで競技を見た人も多かったのではないだろうか。私は2年半前から、パラスポーツやバリアフリーについて取材してきた。最初、特に「障害者」について詳しくなかった私は、取材を通して「二つの誤解」に気づいた。
一つ目の誤解は、「体を動かしたい」とか「世界の高みに挑みたい」という障害者の思いを、どこかで「そんなはずはない」と考えていたことだ。何かを「やりたい」気持ちに体の形は関係ない。
この記事は有料記事です。
残り1640文字(全文1869文字)