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最前線の記者がそれぞれの取材テーマを論じます。1976年にスタートした毎日新聞を代表するコーナー。

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東京2020+1 パラリンピックのレガシー 障害者の尊厳、向き合う契機=五十嵐朋子(東京社会部)

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ボッチャ個人(脳性まひBC2)で金メダルを獲得し、喜ぶ杉村英孝選手(左)=東京・有明体操競技場で1日、徳野仁子撮影
ボッチャ個人(脳性まひBC2)で金メダルを獲得し、喜ぶ杉村英孝選手(左)=東京・有明体操競技場で1日、徳野仁子撮影

 東京パラリンピックが5日、閉幕した。無観客開催ではあったが、テレビの中継やニュースで競技を見た人も多かったのではないだろうか。私は2年半前から、パラスポーツやバリアフリーについて取材してきた。最初、特に「障害者」について詳しくなかった私は、取材を通して「二つの誤解」に気づいた。

 一つ目の誤解は、「体を動かしたい」とか「世界の高みに挑みたい」という障害者の思いを、どこかで「そんなはずはない」と考えていたことだ。何かを「やりたい」気持ちに体の形は関係ない。

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