特集

2021自民党総裁選

河野・岸田・高市・野田の4氏が出馬し、29日の投開票に向けて本格的な論戦が繰り広げられています。

特集一覧

高市氏、「サナエノミクス」掲げ決意 自民党総裁選出馬を正式表明

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
自民党総裁選への出馬を表明する高市早苗前総務相=東京都千代田区で2021年9月8日午後4時2分、吉田航太撮影 拡大
自民党総裁選への出馬を表明する高市早苗前総務相=東京都千代田区で2021年9月8日午後4時2分、吉田航太撮影

 高市早苗前総務相(60)=無派閥=は8日、国会内で記者会見を開き、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を正式表明した。「サナエノミクス」と称する「日本経済強じん化計画」を掲げ、金融緩和、緊急時の機動的な財政出動、大胆な危機管理投資・成長投資の三本の矢に取り組むとした。新型コロナウイルス対策では、ロックダウン(都市封鎖)を可能にするための法整備の検討を掲げた。

 高市氏は「国の究極の使命は、国民の生命と財産、領土・領海・領空、資源そして国家の主権と名誉を守り抜くことだ。その使命を果たすために私のすべてをかけて働く」と決意を述べた。

 経済政策については、物価安定目標2%達成まで時限的に基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化目標を凍結する考えを示した。安倍晋三前首相の経済政策を踏襲しながら、緊急時にも重要物資調達を可能にするなどの危機管理投資を加えた。

 コロナ対策では、患者の移送・搬送の円滑化や国産治療薬の生産に取り組む考えを示した。ロックダウンについては「与野党でよく議論し、できるだけ早く備えを整えることも重要だ」と述べた。

 海外からのサイバー攻撃や、先端技術などの流出に備えた経済安全保障と国防力の強化も主張。「令和の省庁再編」として環境エネルギー省や情報通信省、サイバーセキュリティー庁の設置を唱えた。

 靖国神社の参拝は「私の信教の自由だ」として継続する考えを示した。

 一方、河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=は8日、安倍前首相と国会内で会談し、出馬の決意を伝えた。石破茂元幹事長(64)=石破派=は党本部で二階俊博幹事長と会談。出馬の是非について記者団に「白紙の立場に変わりはない」と述べるにとどめた。

 岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=は2回目の政策発表記者会見に臨み、格差を是正するための経済政策を主張。野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=は、竹下派(52人)に一定の影響力を持つ青木幹雄元官房長官と面会するなど推薦人集めに奔走した。【畠山嵩、飼手勇介、藤渕志保】

【2021自民党総裁選】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集