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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生。災害関連死を含む27人が犠牲、1人が行方不明に。

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熱海土石流 県、2009年にずさん埋め立て確認 市は翌月に指導

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 静岡県熱海市伊豆山地区の土石流災害で、発生原因を調査する県の検証委員会の初会合が7日、オンラインで開かれた。県熱海土木事務所が2009年10月の調査で、ずさんな谷の埋め立てを確認していたことが明らかになった。盛り土の届け出書を出した当時の業者に対して、熱海市は翌11月、県土採取規制条例に基づいて工法の変更手続きを指導していた。【山田英之】

 県は土石流の起点付近にあった違法で不適切な工法の盛り土(排水の不備、大量の土砂など)が、周囲から水の集まりやすい逢初(あいぞめ)川の谷に造成され、下流の集落に流れ下って災害を大きくしたと推定。再発防止のため、発生原因調査チームを発足させ、調査報告書を作成する。

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【熱海土石流】

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