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失態繰り返す経産省 愛知「密」フェスにあわや補助金3000万円

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野外音楽イベント「NAMIMONOGATARI2021」の様子=愛知県常滑市で8月29日(参加者提供、画像の一部を加工しています)
野外音楽イベント「NAMIMONOGATARI2021」の様子=愛知県常滑市で8月29日(参加者提供、画像の一部を加工しています)

 終わりの見えない「コロナとの闘い」が続く中、飲酒しながらマスクなしで声を張り上げるショッキングな動画で世間のひんしゅくを買った野外音楽フェスティバル「NAMIMONOGATARI(波物語)2021」。娯楽業界を支援する経済産業省の補助金の支給は中止されたが、実はこの補助金、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて既存の補助金を「衣替え」したもの。給付金や補助金を巡って失態を繰り返してきた経産省の制度設計に問題はなかったのか。

マスクなし、飲酒も。補助金は取り消しに

 「いくぜー。1、2。1、2、3」――。アーティストのかけ声に、密集した観客がマスクなしで大声を上げる。問題の動画は、まるで新型コロナなど存在しないかのような熱気とグルーブに包まれた会場の様子を映し出していた。

 野外フェスが開かれたのは今年8月28日と29日。場所は愛知県常滑市。有名ラッパーのZeebra(ジブラ)さんなどが出演し、約8000人が参加した。ネット交流サービス(SNS)上には大勢の観客が密集状態になり、飲酒しているとみられる様子も投稿されていた。県は感染防止策を徹底するという要請に反するとして、名古屋市のイベント会社などで作る実行委員会に抗議した。

 案の定というべきか、参加者の間で新型コロナの感染者集団(クラスター)が発生。男女22人の感染が確認された。

 さらに、世間の怒りを買ったのは、コロナ禍で疲弊したイベント産業を支援する経産省などの補助金制度に基づき、最大3000万円の交付が決定していたことだ。…

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