政府に届かぬ声、僕が聞く 「死にたい」電話相談乗り続ける作家

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「電話番号を公開しているけれど苦情の電話とかはないですね」と語る坂口恭平さん=熊本市中央区で2021年4月22日午後3時26分、佐野格撮影
「電話番号を公開しているけれど苦情の電話とかはないですね」と語る坂口恭平さん=熊本市中央区で2021年4月22日午後3時26分、佐野格撮影

 それにしても、生きづらい世の中になった。家族の間、学校や勤務先で生じた問題に悩む一方、新型コロナウイルスの感染拡大で社会からの孤立感も深まり、八方塞がりに……。自殺者が昨年増加に転じたのは、そんな人が増えたからではないか。自身の携帯電話番号(090・8106・4666)を公開し、自殺志願者の相談を受けてきた作家の坂口恭平さん(43)は何を思うのか。

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