寅さんロケ地の老舗料亭 跡地を葛飾区が活用へ 観光の目玉に

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閉店した老舗料亭「川甚」の本館(左)と新館。本館は解体され、新館は葛飾区が活用する予定=葛飾区柴又7で2021年9月7日午後3時7分、柳澤一男撮影
閉店した老舗料亭「川甚」の本館(左)と新館。本館は解体され、新館は葛飾区が活用する予定=葛飾区柴又7で2021年9月7日午後3時7分、柳澤一男撮影

 約230年の歴史を誇る葛飾区柴又の老舗川魚料亭「川甚」が新型コロナウイルスの影響で1月に閉店し、跡地を取得した区が残される一部の建物などの活用に乗り出す。検討組織を立ち上げ、観光などに役立てたい考えだ。【柳澤一男】

 同区などによると、川甚は江戸後期の寛政年間に創業。当初は江戸川のほとりにあり、舟で部屋に直接上がることができたという。

 多くの文学作品に店の名が残り、谷崎潤一郎の「羹(あつもの)」や夏目漱石「彼岸過迄(ひがんすぎまで)」、松本清張「風の視線」などに登場。柴又が舞台の映画「男はつらいよ」では、寅さんの妹さくらの結婚披露宴の場としてロケ地にもなった。また、同館を訪れた際に著名人らが記したサイン帳には、三島由紀夫や黒澤明、手塚治虫の名前も残る。

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