日米友好願った「青い目の人形」は今 奈良には4体、大学生が報告書

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旧伊那佐小に残っていた「マーガレットちゃん」。今は教育長室に飾られている=奈良県宇陀市役所で2021年8月19日午前11時8分、廣瀬晃子撮影
旧伊那佐小に残っていた「マーガレットちゃん」。今は教育長室に飾られている=奈良県宇陀市役所で2021年8月19日午前11時8分、廣瀬晃子撮影

 1927年に米国から日本の子どもたちに親善を願って贈られた「青い目の人形」の歴史などを帝塚山大(奈良市)の学生らが調べ、報告書にまとめた。奈良県内には144体の人形が届けられたとされるが、41年の日米開戦以後は「敵国の人形」として焼却処分に遭うなどしたため、現存するのは4体だけ。同大の末吉洋文教授(47)は「戦争を回避しようと、人形を通じた日米交流があったことを知ってほしい」と話している。

 報告書「奈良県に遺(のこ)された4体の『青い目の人形』―渋沢栄一とギューリック博士が試みた日米親善―」によると、人形は全国に1万2739体が贈られ、幼稚園や小学校に届けられた。レースやビロードの服を着た可愛らしい風貌で一体ずつ名前が付けられ、日本の子どもたちへの手紙も添えられた。

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