全盲女性の逸失利益「平均賃金の8割」認定 1割増額 広島高裁判決

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広島高裁、広島地裁、広島簡裁が入る庁舎=手呂内朱梨撮影
広島高裁、広島地裁、広島簡裁が入る庁舎=手呂内朱梨撮影

 山口県下関市で2008年、当時高校生だった全盲の女性が車にはねられて重い後遺障害が残り、車の運転手に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁(金子直史裁判長)は10日、1審・山口地裁下関支部判決を変更し、原告の女性が将来働いて得られたはずの「逸失利益」を「全労働者の平均賃金の8割が相当」と認定し、被告に賠償を命じた。1審は全労働者の平均賃金の7割としており、1割増額した。

 原告は下関市の新納茜さん(30)。全盲である新納さんの逸失利益が健常者と同じ程度に認められるかが争点だった。原告代理人によると、未成年の視覚障害者の逸失利益を巡る訴訟は新納さんが初めてという。

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