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球児はいま

どんな名選手も、かつてはみな、高校球児。そんな彼らの「現在」を追いました。

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阪神リリーフの新星・及川雅貴 飛躍の裏に横浜高恩師のある言葉

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ヤクルト戦で3番手として登板し、甲子園で力投する阪神の及川雅貴=阪神甲子園球場で2021年9月8日
ヤクルト戦で3番手として登板し、甲子園で力投する阪神の及川雅貴=阪神甲子園球場で2021年9月8日

 落ち着いたマウンドさばきは、2年前とは別人のようだ。

 出番は、僅差の試合後半。甲子園では母校の横浜高(神奈川)の先輩、上地雄輔さんが歌う「ひまわり」の曲に合わせてマウンドへ向かう。プロ野球・阪神の左腕、及川雅貴は「最初は緊張で曲が入ってこなかったが、だいぶ聞けるようになった」と笑う。「オヨヨ」の愛称で親しまれる柔和な表情は高校時代と変わらないが、今やプロの舞台が活躍の場だ。

 プロ2年目。5月19日に1軍初昇格を果たし、同30日に救援でプロ初勝利を挙げた。「使ってみたい投球を見せてくれる」と矢野監督の期待は大きく、今では優勝争いをする阪神の左の中継ぎとして欠かせない存在だ。150キロ前後の直球にスライダー、ツーシームを交え、安定している。

 高校時代もプロ1年目も、好不調の波が激しかった。飛躍の理由は、ふとした瞬間に思い出した言葉だった。

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