「母さん、会いたいよ」 9・11から20年、遺体見つからぬまま

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世界貿易センター(WTC)跡地の慰霊モニュメントの前で、プレートに刻まれた母親のドナ・ジョルダーノさんの名前に触れるマイケル・ジョルダーノさん=米ニューヨークで2021年9月10日、隅俊之撮影
世界貿易センター(WTC)跡地の慰霊モニュメントの前で、プレートに刻まれた母親のドナ・ジョルダーノさんの名前に触れるマイケル・ジョルダーノさん=米ニューヨークで2021年9月10日、隅俊之撮影

 「母さん、会いたいよ」――。2001年9月の米同時多発テロから11日で20年が過ぎた。2機の旅客機が突入したニューヨークの世界貿易センター(WTC)ビル跡地(グラウンド・ゼロ)には前日の10日も多くの遺族らが訪れ、追悼の祈りをささげた。今も母の遺体が見つかっていないという男性は、母の名が刻まれた慰霊モニュメントに花を供え、変わらぬ思いを伝えた。

 跡地を訪れたマイケル・ジョルダーノさん(39)=ニュージャージー州=は当時、母親のドナ・ジョルダーノさん(当時44歳)と同じ保険会社で働いていた。オフィスは110階建て高層ツインタワーの南棟。自分は89階、母は92階にいた。北棟に1機目が突入した後、マイケルさんはエレベーターで逃げることができたが、母は間に合わなかった。エレベーターで下層階に避難する途中、2機目が突入した南棟が崩落。そこでの目撃…

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