大リーグの専門家に聞いた二刀流・大谷の「値段」はおいくら?

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
エンゼルスの大谷翔平=米西部コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで2021年7月12日、福永方人撮影
エンゼルスの大谷翔平=米西部コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで2021年7月12日、福永方人撮影

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(27)の投打二刀流での活躍はどれくらいの価値があるのか――。「MLBが付けた日本人選手の値段」の著書もある名城大の鈴村裕輔准教授にずばりその「値段」を聞いた。【聞き手・松本晃】

打撃だけで10億円以上

 年俸の考え方は日米で大きな違いがある。日本は活躍に対するご褒美的な意味合いが強いが、米国では今後の活躍の見込みや期待の対価として支払う。大谷選手の同僚であるマイク・トラウト外野手(30)は2019年、総額4億2650万ドル(当時のレートで約473億円)の12年の大型契約を結んだ。大リーグ史上最高額とあって、その金額に驚くかもしれないが、球団は12年間でそれだけ活躍する見込みがあると計算したということだ。

 大リーグでは本塁打を40本以上打って初めてパワーヒッターと認められる。大谷選手は既に45本塁打(25日現在)を打っており、基準をクリアしている。これだけで1年間で10億~15億円を得られる可能性がある。投手としても9勝(同)を挙げ、投球回は100回に到達し、100以上の奪三振を記録している。各球団の先発の3番手以内に入る成績だ。打者と投手の二つの成績を合わせれば15億~20億円の市場価値がある。

難しい二刀流の評価 

大谷選手は今年2月、2年総額850万ドル(当時のレートで約8億9000万円)で契約している。今季は300万ドル、来季は550万ドルだが、球団は契約を結び直して金額を上げる可能性もある。

 ただし、二刀流の評価が難しいのは、打者と投手の両方で活躍しても必ずしもプラスと判断されるとは限らないことだ。体への負担の大…

この記事は有料記事です。

残り577文字(全文1264文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集