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覆面取材で見つけた旨いお店の情報を掲載しているグルメ専門誌『おとなの週末』公式サイト(講談社ビーシー)からの提供記事を掲載しています。

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浜大津の朝市で琵琶湖の珍味を愉しむ ラズウェル細木の漫画エッセイ『グルメ宝島』(14)

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月刊誌『おとなの週末』で好評連載中の「口福三昧(こうふくざんまい)」は、漫画家のラズウェル細木さんが、試行錯誤を繰り返しながら食を楽しむ様子を描いた漫画エッセイです。連載をまとめた単行本『ラズウェル細木の漫画エッセイ グルメ宝島 美味しい食の探検へ』(講談社ビーシー/講談社)から収録作品を公開します。ラズウェルさんの“自作解説”とともに、お楽しみください。

知っているようで知らない調理用語 ラズウェル細木の漫画エッセイ『グルメ宝島』(13)

滋賀のソウルフード「鮒寿司」 「非常に好き嫌いがわかれますよね。僕は大好きで、愛する食べ物です」

「滋賀県の琵琶湖といえば日本最大の湖ですが魚介類の珍味の宝庫でもあります」

今回は、こんな紹介で漫画が始まります。琵琶湖については、ここに書かれているように、日本で一番大きな湖ですよね。琵琶湖がある滋賀県のホームページによると、面積は約670平方km。南北の長さは約60kmで、東西の最大幅は約20kmとあります。

生物についても触れています。「1700種以上の水生動植物が生息することが報告されており、そのうちの60種以上が琵琶湖の固有種です」(滋賀県のHPより)

広くて、多くの生き物が生息しているというだけでなく、歴史も相当なものです。最初にできたのは400万年も前のこと。現在の琵琶湖になってからも40万年が経つそうです。

「世界でも10万年以上の歴史をもち、固有種がいる湖(古代湖)は、約20しかなく、日本では琵琶湖だけです」(滋賀県のHPより)。そんな世界的にみても貴重な湖で開かれている朝市に足を運んだ時の様子が、漫画では描かれます。京阪電鉄京津(けいしん)線・びわ湖浜大津駅の駅前広場で毎月第3日曜日開催の「浜大津こだわり朝市」です。

漫画で言及している琵琶湖の珍味が「鮒(ふな)寿司」。琵琶湖の固有種のニゴロブナを塩と飯に漬けてつくられる熟(な)れ寿司で、滋賀県の郷土料理です。

ラズウェルさんは、鮒寿司について次のように語ります。

「非常に好き嫌いがわかれますよね。苦手な人は、臭くて、全く食べられないものなんですけど、僕は大好きで、愛する食べ物です。滋賀県に行ってみると、滋賀県の人はほとんど大好きといいますか、滋賀のソウルフードと言われているように、ものすごい、みなさん、召し上がるようなんですよね。鮒寿司専門の料理屋があるぐらいなんです。朝市というのが、あるよと教えてもらって、出かけていったら、ほんとに、鮒寿司を中心に、琵琶湖のその他のしじみとか、モロコとか、そういうものも、売られていて。しかもものすごくお安く手に入るんですよね。非常に、こんないいものがあるのかと」

地酒も提供されているので、漫画では「こうした珍味をつまみながら朝から一杯やるのは実にいい気分」と、ご満悦のラズウェルさんが登場します。滋賀県には多くの蔵元があり、酒どころ。ラズウェルさんにオススメの銘柄を尋ねたところ、「不老泉(ふろうせん)」と「松の司」を挙げてくれました。

この朝市には、京都市内から電車で、直通で行けるため、「お近くにお住まいの方は、ぜひ行っていただきたい。遠くから出かけていく価値もあるかなと」と、ラズウェルさんはオススメしています。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、8月は中止に。9月の朝市も開催されない見通しです。
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『グルメ宝島』には連載20回分を収録


『おとなの週末』に連載中の「口福三昧」は、食通で知られる漫画家のラズウェル細木さんが、食の可能性を追求すべく、さまざまなグルメを味わったり、自身で調理したりした日々の体験について漫画と文章でつづった「漫画エッセイ」です。漫画と文章に加え、写真付きの「おつまみレシピ」も。食に関して幅広い知識が得られる盛りだくさんな内容で、人気を博しています。

単行本『グルメ宝島』には、『おとなの週末』2015年9月号~2017年5月号に掲載された「口福三昧」の中から20回分を選び、収録。冒頭では、「宅飲み・仲間飲みが3倍楽しくなる!簡単激旨レシピ」として、「コンビーフと厚揚げの赤ワイン煮」など、ラズウェルさんが厳選した絶品おつまみ7品をカラー写真で紹介しています。

ほかに、単行本オリジナルのコンテンツも掲載。「ここが美味しい食の研究所 ラズウェル細木の台所公開!」は、食の探究に余念がない著者の自宅台所を図解した貴重な内容です。

※現在は当時の状況と異なる場合があります

5aa6b3b396ea25a855741e2306719639 『グルメ宝島』(講談社ビーシー/講談社、1430円)

ラズウェル細木

1956年生まれ、山形県米沢市出身。漫画で呑兵衛達の心をくすぐり続けて15年超。旨い食と酒を求めて庶民目線で描いた作品が人気を博している。代表作に『酒のほそ道』(日本文芸社)、『う』(講談社)、『大江戸酒道楽』(リイド社)、『ときめきジャズタイム』(ジャズ批評社)などがある。2012年、手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2010年、米沢市観光大使に就任。現在は月刊誌『おとなの週末』(講談社ビーシー/講談社)で新しい食の美味を研究する「口福三昧」を連載中。

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