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「天正遣欧少年使節」の一人、千々石(ちぢわ)ミゲルの墓と推定される墓所(長崎県諫早市多良見町)の第4次調査を進めている民間グループ「千々石ミゲル墓所調査プロジェクト」は12日、墓から木棺の痕跡と人骨が見つかったと発表した。ミゲルの骨の可能性もあり、今後性別や年齢などの確認作業を進める。
この墓所はミゲル夫妻の墓と推定され、2017年に1号墓で実施した第3次発掘調査では、ミゲルの妻と推測される女性の骨と、ロザリオとみられるガラス玉などの副葬品が見つかった。
ミゲルは16世紀末に九州のキリシタン大名の名代としてローマに派遣され、帰国後はイエズス会に入会。後に脱会、棄教したとされるが、副葬品の発見により棄教説に疑義が生じた。
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