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安倍・菅政権考

古賀茂明さん「民主主義を危機に陥れた」安倍・菅政権のレガシー

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元経済産業省官僚の古賀茂明さん=横浜市中区で2017年12月11日、木下翔太郎撮影
元経済産業省官僚の古賀茂明さん=横浜市中区で2017年12月11日、木下翔太郎撮影

 安倍晋三前政権の路線を踏襲した菅義偉政権が退陣する。両政権下の約9年間、官邸主導の政治が強化されたことにより、日本の統治機構や政策決定プロセスは大きく変貌した。両政権が日本に残したものとは――。元経済産業省官僚で「官邸の暴走」などの著書で知られる評論家、古賀茂明さんに聞いた。【聞き手・三上剛輝/経済部】

受け継がれた四つの「負の遺産」

 ――「安倍・菅時代」をどう総括しますか。

 ◆一言で言うと、民主主義を危機に陥れました。負のレガシー(政治的遺産)をたくさん残し、プラスのものはほとんどない。その結果、国民の政治に対する信頼が大きく失われました。また、「分断」という表現がよく使われますが、格差が広がるなど、社会全体への信頼も損なわれました。

 ――「負のレガシー」とは具体的に何でしょうか。

 ◆主に…

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【2021自民党総裁選】

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