大阪空襲の追悼銘板改修 朝鮮人犠牲者が本名に ピースおおさか

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改修されたモニュメントの前で献花する関係者ら=大阪国際平和センターで9月12日午後2時5分ごろ、高橋昌紀撮影
改修されたモニュメントの前で献花する関係者ら=大阪国際平和センターで9月12日午後2時5分ごろ、高橋昌紀撮影

 太平洋戦争末期に約1万5000人が犠牲となった大阪空襲(1944年12月~45年8月)について、大阪国際平和センター(ピースおおさか)が死没者を追悼するモニュメントの銘板を改修し、12日に献花をした。2011年以来の改修で、新たに114人の名前を追加。「創氏改名」による日本名(通名)で記されていた朝鮮半島出身の男性一人の名前が初めて、民族名(本名)に改められた。

 ピースおおさかによると、2021年9月の開館30周年にあわせ、死没者名簿の書き換えと中庭「刻(とき)の庭」にあるモニュメントの改修を進めていた。モニュメントに記載された名前は非公開希望の48人を除き、9089人。追加は訂正13人も含め、114人という。

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