「泳いで来た」ロシア人男性、北海道上陸1カ月 目的など不明点多く

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防犯カメラに映ったロシア人男性ノカルド氏とみられる人物=標津町で2021年8月19日午前8時(町民提供)
防犯カメラに映ったロシア人男性ノカルド氏とみられる人物=標津町で2021年8月19日午前8時(町民提供)

 北方領土・国後島から「亡命のため泳いで来た」と話し、難民認定を申請したロシア人男性ワースフェニックス・ノカルド氏(38)が北海道標津町で保護されてから間もなく1カ月。目的など不明な点は多い。保護されるまでの足取りを追った。

 ノカルド氏が中標津署標津駐在所前で保護されたのは8月19日午後5時45分ごろ。声をかけた住民男性に「泳いで」「国後から」「パスポートない」などたどたどしい日本語で話した。通報を受けた同署はヘリコプターでノカルド氏を札幌に送り、札幌出入国在留管理局に引き渡した。

 国後島南部の泊(ロシア名ゴロブニノ)から同町までは約24キロ。根室海峡の潮流は速く、水温は15度前後しかない。しかも8月18~19日は低気圧が道内を通過し、海はやや荒れていた。町の中心部から北に約6キロ離れた海岸線では同24日、ノカルド氏のものとみられるウエットスーツなどが見つかり、町内の複数の防犯ビデオにも姿が映っていた。

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