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浜崎洋介、古川勝久、上田岳弘、長島有里枝、小田島恒志、マヒトゥ・ザ・ピーポーの各氏が交代でつむぐコラム。

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元スパイ、交差する運命=古川勝久(安全保障問題専門家)

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古川勝久さん=本人提供
古川勝久さん=本人提供

 2010年7月9日、オーストリアのウィーン国際空港の滑走路上で、ロシア人スパイ計14名が、米露両国の間で交換された。米国国内でスパイ活動を行い逮捕された10名と、ロシア国内に収監されていた米国と英国のスパイ4名だ。米国で逮捕されたうちの1名はロシア対外情報庁所属のアンナ・チャップマン氏。当時28歳の彼女は「美人スパイ」として話題を呼んだ。彼女はロシア帰国後、国家栄誉賞を授与され、プーチン首相(当時)が直々に謝意を表明した。ロシアでは、一躍人気者となり、モデルやテレビ司会者を務め、金融機関の取締役にも就任した。アンナ氏の元夫は英国人だった。彼女の逮捕後、彼女のヌード写真等を英国メディアに売り金儲(もう)けしたが、5年後、英国の港町の空き家で死体で発見された。死因は複数種類のドラッグの過剰…

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