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高齢開拓団員の最期 /埼玉

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「中川村開拓団名簿」に残された秩父郡の村出身家族の生死。(戸)主と妻は「老齢なるため落伍 行方不明 死亡」。長男、次男は帰国後に死亡した=高橋章さん提供(画像を一部を加工しています)
「中川村開拓団名簿」に残された秩父郡の村出身家族の生死。(戸)主と妻は「老齢なるため落伍 行方不明 死亡」。長男、次男は帰国後に死亡した=高橋章さん提供(画像を一部を加工しています)

 旧中川村(現秩父市)が旧満州(現中国東北部)に送った開拓団員の死因などを記した手書きの「中川村開拓団名簿」について、子どもの死に焦点を絞った連載記事「殺された子どもたち」を掲載した。だが、この史料の中で団員の生死を伝える記述は、子どもに関するものだけではない。

 「避難途中老齢なるため落伍(らくご) 行方不明 死亡」。このように摘要欄に記された秩父郡出身の男性は手書き名簿に年齢がないが、中川村長名で1942年に作成された団員としての「証明書」=同市立荒川歴史民俗資料館蔵=で照合すると、1880年11月27日生まれ。45年8月後半とみられる行方不明時、64歳と…

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