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旧立憲民主、旧国民民主両党などが合流した新「立憲民主党」は15日、結党から1年を迎えた。政権交代の受け皿を目指し、衆院選に向けて定数(465)の過半数の候補者擁立を実現しつつあるが、「敵失」頼みの党勢拡大には限界も垣間見える。与党に対抗するには欠かせない野党共闘も道半ばだ。
「最大野党が(衆院の)定数の過半数の候補者を擁立して、多くの選挙区で自公と一騎打ちで競い合う、政権の選択肢になるという合流の一つの目標に1年で到達できた」。立憲の枝野幸男代表は15日、東京都内で記者団に成果を強調した。
安倍政権下の2014年の衆院選で、立憲の源流である旧民主党は小選挙区、比例代表を合わせて過半数に足りない198人の候補擁立にとどまった。17年の前回衆院選では、直前に旧民進党が分裂し、小池百合子東京都知事が率いる旧希望の党が生まれ、公示約1週間前に結党した旧立憲は78人しか擁立できなかった。立憲は今回、擁立目標を単独過半数(233人)とし、詰めの段階だ。見かけ上は政権交代に向けた準備を整えつつある。
枝野氏は「永田町の数合わせとは一線を画す」として他党との合流に否定的だったが、19年参院選で獲得議席が伸び悩むと「自民党に代わる受け皿になる」と合流にかじを切った。…
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