輝き増した「ドラゴンブルー」 岩手・龍泉洞1カ月ぶり再開

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1カ月ぶりに再開した龍泉洞でドラゴンブルーに輝く第二地底湖=岩手県岩泉町で、2021年9月13日、中尾卓英撮影 拡大
1カ月ぶりに再開した龍泉洞でドラゴンブルーに輝く第二地底湖=岩手県岩泉町で、2021年9月13日、中尾卓英撮影

 岩手県岩泉町は13日、大雨の増水などで入場を見合わせていた観光名所「龍泉洞」の営業を再開した。新型コロナウイルス感染防止のため旅行自粛を呼びかける県独自の緊急事態宣言発令で観光客はまばらだったが、訪れた県内の若者らは地底湖の「ドラゴンブルー」に魅せられていた。

 国の天然記念物に指定される龍泉洞は8月10日、台風などの大雨で観光コースの通路が高いところで約1メートル冠水しているのが確認された。例年1回程度は大雨で営業を見合わせることはあったが、今回は2日後に緊急事態宣言が出されたこともあり約1カ月にわたり営業を休止した。

 この間、全700メートルの観光コースの通路の一部補修を行い、世界有数の透明度を楽しめる地底湖(最深98メートル)の青い輝きも増した。龍泉洞事務所の佐々木鮎美さん(25)によると、昨春以降は修学旅行などで県内の小中学生の訪問が増えたという。「早坂高原や小本漁港などの名所と合わせて、リピーターとして岩泉町内を家族で周遊してもらえるよう発信を強化したい」とアフターコロナを見据える。

 初めて訪れた大船渡市日頃市町の大学4年、新沼海空(みくう)さん(22)は「コウモリも飛び交う鍾乳洞は想像以上の迫力。看護師として来春に古里を離れるかもしれないが忘れられない思い出ができた」と、高校3年の妹春菜さん(17)らと笑顔を見せた。【中尾卓英】

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