特集

都市対抗野球2次予選2021

第92回都市対抗野球大会の2次予選に関する特集サイトです。

特集一覧

社会人野球で進むGM制度導入 チーム強化の裏に隠された分業制

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
現場で採用と強化の両方を担いながら都市対抗出場を実現してきたホンダ鈴鹿監督時代の甲元氏(中央)=東京ドームで2017年7月22日、森園道子撮影
現場で採用と強化の両方を担いながら都市対抗出場を実現してきたホンダ鈴鹿監督時代の甲元氏(中央)=東京ドームで2017年7月22日、森園道子撮影

 強化の要は指導者だけではない――。社会人野球でゼネラルマネジャー(GM)を置くチームが増えている。全国各地に事業所がある企業は野球部も地域ごとに活動を行ってきたが、GMが一括して強化を担うことで効率的なチーム作りにつなげる狙いだ。運営のかじ取り役を担うGMが果たす役割とは。

三菱重工、チーム再編機に導入

 三菱重工グループは、横浜市の三菱パワーと名古屋、神戸・高砂、広島の4チームを、今年1月から横浜市拠点の「三菱重工East」と神戸市・兵庫県高砂市を拠点した「三菱重工West」の2チームに集約してスタートした。東西2チームのGMに就任したのが、野球部OBの大川広誉(ひろたか)氏(49)だ。現場の監督が中心となって進めていたスタッフの配置や新選手の採用などの「編成」をGMが担う。

 三菱重工グループ以外にも同一企業やグループ企業は、各地域の事業所や工場単位で野球部が存在している。多くのチームは、事業所や工場の人事部長や総務部長が兼務する野球部長を中心に採用枠や予算の確保をし、体制を維持してきた背景がある。

 三菱重工神戸時代に監督経験がある大川GMは「監督は指導だけでなく、人事異動や採用枠の確保も含めた社内調整能力を持った人材でなければチームを強くできなかった」と振り返る。近年、グループ一体となった企業経営が主流となり、事業ごとに採算をはかっていく体制に変化するなか、「社内のスポーツチームの運営には多くの課題があった」という。…

この記事は有料記事です。

残り777文字(全文1396文字)

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集