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歯科医師 訪問続け30年 外出困難な子らを診療(大津市)

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外出困難な子らの訪問歯科診療をしている光吉平さん=共同
外出困難な子らの訪問歯科診療をしている光吉平さん=共同

 <見・聞・楽 かんさい楽(がく)>

 「医療的ケア児」と呼ばれる外出困難な子どもたちや介護が必要な高齢者らを対象にした訪問歯科診療に、大津市で歯科医院を開いている光吉平さん(58)が、独立開業当初から精力的に取り組んでいる。活動開始から30年、多くの歯科医師が後に続いてくれることを願う。

 7月下旬、光吉さんは、ボツリヌス菌による低酸素脳症で生後9カ月から寝たきりとなった大津市の大田知美さん(29)を訪ねた。「ともちゃん、診させてもらうよ」。知美さんの口の周りを優しい手つきでマッサージして口を広げる。虫歯はないか、歯肉に炎症や出血はないか、口内は乾燥していないか……。入念に確認し、歯石が付着していれば器具を使って取り除く。

 1991年の開業から9年となる頃、知美さんの母親からの相談をきっかけに、医療的ケア児の置かれた環境を知り、該当する子どもたちも訪問先に加えた。「子どもの口腔(こうくう)は、短期間で劇的に変化する。こちらがケアに出向かなければならない、と強く感じた」

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