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検証・菅政権

「二兎」を追い迷走したコロナ対策 菅首相の「ワクチン頼み」の誤算

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「酸素・医療提供ステーション」を視察する菅義偉首相(手前右)と小池百合子東京都知事=東京都中央区で2021年9月16日午前10時42分(代表撮影)
「酸素・医療提供ステーション」を視察する菅義偉首相(手前右)と小池百合子東京都知事=東京都中央区で2021年9月16日午前10時42分(代表撮影)

 安倍政治の継承を掲げた菅義偉首相が就任し、16日で1年となる。10月に退陣する菅政権はこの間、何を残したのか。政策を中心に検証する。

 菅義偉首相にとって、新型コロナウイルス対策は1年の在任期間を通じ、最大の政策課題であり続けた。首相は「感染拡大防止と経済の両立」を果たせず、政権は高まる世論の批判に失速した。

 「国民の命と暮らしを守ることを最優先に、一日も忘れることなく、コロナ対策に明け暮れた1年だった」。首相は政権発足から1年となった16日、首相官邸で記者団にこう振り返った。

 首相が官房長官時代から懸念していたのは、コロナが経済に与える影響だった。「経済をてこ入れしないと自殺者が増えかねない」。昨年9月の首相就任当時、しばしば周囲にこんな心配を漏らした。

 だが感染抑止と経済活動の「二兎(にと)」を追う方針によって、政府のコロナ対策は迷走した。首相は需要喚起策「GoToキャンペーン」を進めるが、10月以降に感…

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