天神ビッグバン、第1号が完成 「若者の憧れ」から転換、街の未来は

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9月末に完成する天神ビジネスセンター(中央)。右隣では新福岡ビル(仮称)の建設が進む=福岡市中央区で2021年9月8日、本社ヘリから上入来尚撮影
9月末に完成する天神ビジネスセンター(中央)。右隣では新福岡ビル(仮称)の建設が進む=福岡市中央区で2021年9月8日、本社ヘリから上入来尚撮影

 福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」で、第1号案件として工事が進んでいたオフィスビル「天神ビジネスセンター」が9月末に完成する。老朽化したビルの刷新によって企業を誘致しようと2015年に打ち出された天神ビッグバンは、新たな局面を迎える。新型コロナウイルス禍の逆風でも再開発は相次いでおり、九州最大の繁華街の今後に注目が集まる。

 新しいビルが建つのは、天神の中心部を東西に貫く明治通りに面した南側。高さは89メートルで、周囲から頭一つ突き抜けている。「世界的なIT企業の拠点に」と意気込む福岡地所(福岡市)が5棟分のビル跡地を再開発した。空に向かって斜めに延びるガラス張りの外観が印象的で、見上げながら歩く人の姿が目立つ。

 デザインは、米シリコンバレーにあるフェイスブックのオフィスも手掛けた福岡県出身の建築家、重松象平氏が担当した。天神ビッグバンにはデザイン性などの要件を満たすと容積率(敷地面積に対する延べ床面積の割合)が緩和される優遇措置があり、天神ビジネスセンターは天神地区では異例の地上19階地下2階、延べ床面積約6万1000平方メートルを実現した。最新の免震構造も導入…

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