作家・溝口敦さん「山口組の優位鮮明に」 山健組復帰の背景は

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ノンフィクション作家の溝口敦さん=東京都で
ノンフィクション作家の溝口敦さん=東京都で

 特定抗争指定暴力団・山口組から分裂した同・神戸山口組の中核組織「山健組」が、山口組へ復帰する見通しとなった。山口組の分裂から6年。復帰の動きは、激しい対立抗争にどう影響するのか。長年にわたり山口組の動向を取材し、「喰うか喰われるか 私の山口組体験」(講談社)の著書もあるノンフィクション作家の溝口敦さん(79)に聞いた。

 ――山健組がかつての対立組織へ合流する背景は。

 神戸山口組の井上邦雄組長(73)の集金方法に不満を持ったというのが一つある。井上組長は4代目の山健組組長だった。その後を継いで山健組組長になった中田浩司(ひろじ)被告(62)=殺人未遂などの罪で起訴=が反旗を翻すというのは本来ならあり得ない話。よほど腹に据えかねていたのだろう。

 山口組側にとって山健組は大きな勢力で、引き寄せようとしていた。とはいえ、山健組が最近、開いた会合では復帰に反対する組員もいたとの情報もある。意見は割れていたのだろう。山健組の一部の組員が神戸山口組に残るかもしれない。

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