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新規感染が急激に減った要因とは 首都圏の知事「今が正念場」

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新型コロナウイルスの感染対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の会合=東京都千代田区で2021年9月16日午後3時2分、矢澤秀範撮影
新型コロナウイルスの感染対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の会合=東京都千代田区で2021年9月16日午後3時2分、矢澤秀範撮影

 新型コロナウイルスの感染「第5波」をめぐり、新規感染者数が8月下旬から急速に減少している。一体なぜなのか。専門家はワクチンの接種が進んだことや、季節的な要因などを挙げるが、各自治体は人々の気の緩みからくる感染再拡大(リバウンド)に警戒感を強めている。

「自分のこととして考えられた」

 「全国の新規感染者数は、3週間で約63%減少している」。16日に開かれた厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」(AB)の会合後、座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は、重症者数が高い水準であることや、医療体制が厳しい状況であることへの懸念を示しつつも、今の感染状況をこう分析した。

 感染力が強い変異株「デルタ株」の影響で、7月中旬から第5波に見舞われた新型コロナウイルス感染症は、首都圏の感染急拡大をきっかけに全国へ波及。全国で2万人を超える感染者が連日報告されるなど、これまでで最大の流行となった。8月に入ると、感染者の急増により、症状が悪化しても入院ができずに自宅療養を余儀なくされる患者が相次ぐなど深刻な状況が続いた。「感染の制御が難しく、9月にはさらに状況が悪化しているかもしれない」(公衆衛生の専門家)と悲観する声もあったが、厚労省の集計によると、新規報告者数は8月20日の2万5852人をピークに減少傾向に転じた。

 ABの資料によると、直近1週間(9月8~14日)とその前の1週間(1~7日)を比べると、全国の新規感染者数は0・57倍だった。ほぼ横ばいだった秋田県を除き46都道府県で増減率が1を下回り、3週連続で減少が続いている。

 感染者数が急激に減った要因は「複合的だ」(尾身茂・政府新型コロナ対策分科会長)。

 一つは…

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