世銀報告書に不正 中国の順位不当に引き上げ 現IMF幹部関与か

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IMFのゲオルギエワ専務理事=首相官邸で2019年11月25日、川田雅浩撮影
IMFのゲオルギエワ専務理事=首相官邸で2019年11月25日、川田雅浩撮影

 世界銀行は16日、ビジネス環境の国別ランキングを示す年次報告書「事業環境ランキング」(2018年版)で中国の順位を不当に引き上げるなどの不正があったと発表した。世銀が同日公表した外部調査結果では、当時の世銀最高経営責任者(CEO)だった国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事らの関与が指摘されており、世銀は事態を重く見て同報告書を廃止することを決めた。

 外部調査結果によると、17年10月に公表された18年版報告書の作成を巡り、中国政府高官がジム・ヨン・キム総裁(当時)らに中国の順位への不満を繰り返し訴えたことを受け、キム総裁の側近らが世銀スタッフに中国のランキングを上げるよう圧力をかけた。さらに、ゲオルギエワ氏が中国のデータの評価方法変更を指示するなど、不正操作に「重要な役割を果たした」と指摘した。

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