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小山田氏問題から考えるいじめ 雨宮処凛さん・武田砂鉄さん対談/上

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子どもや若者、弱い立場の人たちの現在について語り合う雨宮処凛さん(右)と武田砂鉄さん=東京都杉並区で2021年9月1日、藤井太郎撮影
子どもや若者、弱い立場の人たちの現在について語り合う雨宮処凛さん(右)と武田砂鉄さん=東京都杉並区で2021年9月1日、藤井太郎撮影

 新型コロナウイルス禍が続くなか、新学期が始まり、いじめなど人間関係に悩んでいる子どもも多いかもしれない。学校でのいじめやインターネット上のバッシングについて、いじめられた経験のある作家の雨宮処凛さんと、社会問題について積極的に発信するライターの武田砂鉄さんの対談を、上下で紹介する。上は、小山田圭吾さんの問題や、ネットでのバッシングが社会をどう変容させ、若者や子どもたちにどんな影響を及ぼしているのか語ってもらった。(下は19日午前7時アップ予定)【構成・鈴木英生、小国綾子】

小山田さんバッシングもいじめに近い

――東京オリンピック開会式の音楽担当だったミュージシャン、小山田さんが、過去のインタビューで障害のある子どもへのいじめを明かしていたことから辞任しました。「かつていじめられていたが、小山田さんの音楽を聴いて救われた」という人もいれば、「過去の行動を知って傷ついた」という声も聞きます。雨宮さんはどう感じましたか?

 雨宮 以前から、小山田さんの過去は知っていました。私自身がいじめられた当事者ですし、これまでもいじめ問題をテーマに書いてきました。いじめ自殺について書いていた時、インターネットで、たまたま小山田さんの話を知ったんです。私の周りには、今も深刻ないじめの後遺症に苦しんで日常生活に支障をきたしている人たちがいます。だから、いじめた過去を楽しげに語る小山田さんに、私もその時、怒り狂いました。

 一方で、インターネット上で小山田さんがバッシングされたのは、…

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