福岡・船原古墳で鉄かぶと発掘 朝鮮半島からの舶載品か 九州初

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手前が今回確認された竪矧板革綴冑(たてはぎいたかわとじかぶと)で、中央が頭頂部の伏板。左後方は冑の復元模型=福岡県古賀市で2021年9月17日午後1時50分ごろ、上村里花撮影
手前が今回確認された竪矧板革綴冑(たてはぎいたかわとじかぶと)で、中央が頭頂部の伏板。左後方は冑の復元模型=福岡県古賀市で2021年9月17日午後1時50分ごろ、上村里花撮影

 福岡県古賀市教育委員会は17日、同市の国史跡「船原(ふなばる)古墳」(6世紀末~7世紀初頭)付近から出土した遺物から、竪矧板革綴冑(たてはぎいたかわとじかぶと)を確認したと発表した。縦長の鉄の板(幅約4・5~5センチ、長さ約14センチ)22枚を革ひもでとじた形状で、同形状の冑の出土は国内で7例目、九州・山口では初。5世紀後半~6世紀前半の朝鮮半島で出土する冑の構造と近い。半島からの舶載品の可能性が高く、半島との交流を研究する上で貴重な資料といえる。

 市教委によると、冑は古墳の石室入り口の1号土坑で出土した。頭頂部の天井部分に穴が開いた輪状の「伏板」が付いており、冠帽(かんぼう)と呼ばれる飾りが付いていた可能性があるという。冠帽は、朝鮮半島南部では身分の高い人間が身につける飾りで、同古墳の被葬者も社会的地位の高い有力者だったことが考えられる。

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